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━━━ ポリシラザンシリカコーティングとクオーツコーティング関連のトータルソリューション ━━━ |
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製品・加工についての解説 |
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耐久性・耐候性
〇硬化後は完全無機質のシリカガラス(SiO2)ですから、膜そのもの経年劣化や変質などは通常の環境下ではまず起こりません。
〇シリカ膜自体は化学的に安定で長期耐候性に優れていますが、実際の耐久性などについては基材の材質・状態や使用環境などが大きく影響します(下地に劣化・変質・分解などが起これば、膜の密着性に問題が及びます)。
コーティングできる素材
〇業界や用途にとらわれず、様々な素材にコーティングすることが可能です。薄膜で密着が良く、基材の伸縮に対して高い追従性を示しますので、柔軟性がある素材にも使用できます。
〇密度が低く吸水性が高いもの、多孔質のもの、密着性に劣る素材などはプライマーで下地処理をおこなった上でコーティングすることもあります。
加工方法 [1]
〇一般防汚全般、造形物など立体的なもの、(比較的)大きなもの/広い面積に施工する場合はスプレーによる塗装方式が適しています。刷毛、ローラー、クロスでの塗り込みも可能です。(比較的)小さなもの、平板状のもの、電子部品などはディップ、スピン、フローなどの方式が一般的です。大きさや形状に合わせて、様々な加工方法をとることができます。
〇車両(カーボディコーティング)の場合、必ずしもブースが必要という訳ではありません。
加工方法 [2]
〇用途や目的により、使用するコーティング剤の種類、塗布量(回数)、仕上げ方法などが異なります。液種の選定、加工方法についてはご相談下さい。
加工後の注意点など
〇常温放置で硬化させる場合、加工直後からしばらくの間は疎水状態となっています。シリカ転化に伴い、徐々に接触角が低下し親水域へと移行していきます。
〇加工後直ちに親水化させたい場合は、専用の親水剤を使用するか高温で焼成します。
耐熱温度
〇膜の耐熱温度は1,300℃程度。よくある「ガラス系」といわれているコーティング膜の耐熱温度は200~300℃ですので、PHPS法でできる本物のガラス(SiO2)膜との違いは歴然です。
〇ガスコンロ・テーブル周りなど火気が近くにある(または直接触れる)ものや、エンジン、マフラーなど高温の環境下で使用される製品、パーツなどにも全く問題なく使用できます。 |
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