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アドバンストクオーツ -他コーティング剤との比較など- |
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〇色々な自動車用コーティング剤の比較表
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アドバンスト
クオーツ |
ガラス系
(ガラス樹脂等) |
フッソ樹脂系 |
一般的な樹脂
ポリマー |
DIY/通販
ガラス系 |
耐候性 |
◎ |
○ |
△ |
△ |
△ |
耐酸性 |
◎ |
△ |
△ |
X |
△ |
表面硬度 |
◎ |
△ |
X |
X |
△ |
透明性 |
◎ |
○ |
△ |
○ |
○ |
防汚性 |
◎ |
△ |
△ |
X |
△ |
メンテナンス |
◎ |
△ |
△ |
X |
△ |
ツヤ・光沢 |
△ |
〇 |
△ |
〇 |
〇 |
触感 |
△ |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
※この比較は一般論的な目安で、商品や施工方法等により異なることがあります。 |
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〇自動車用"ガラス"コーティング剤の成分分析結果
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アドバンスト
クオーツ |
A社 ガラス
コーティング |
D社 ガラス
コーティング |
B社 ガラス
コーティング |
原材料 |
PHPS |
メチルシロキサン樹脂 |
メチルシロキサン樹脂 |
メチルシロキサン
樹脂+フッソ樹脂 |
主成分元素 |
Si,N,H |
Si,O,C,H |
Si,O,C,H |
Si,O,C,F,H |
主化学結合 |
Si-N,Si-H,N-H |
Si-O,Si-Me,C-H,
O-H,O-Me |
Si-O,Si-Me,C-H,
O-H,O-Me |
Si-O,Si-Me,C-H,
C-F,O-Me |
硬化後主化学結合 |
Si-O |
Si-O,Si-Me,C-H,
O-H,O-Me |
Si-O,Si-Me,C-H,
O-H,O-Me |
Si-O,Si-Me,C-H,
C-F,O-Me |
備考 |
SiO2(ガラス)
になる |
メチルシロキサン樹脂(ガラスではない) |
メチルシロキサン樹脂(ガラスではない) |
メチルシロキサン樹脂(ガラスではない) |
硬化後主 |
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※シロキサン樹脂:Si-O結合を主鎖とし、側鎖にメチル基(-CH3)などの有機基を持つ化合物。 |
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More... ADVANCED QUARTZ Glasscoating |
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〇「ガラス」「シリカ」「ケイ素」などの言葉を使ったコーティング剤が数多く販売されるようになってきました。中には「完全無機質」「SiO2」と謳っている商品もあるようですが、そのほとんどがケイ素を樹脂バインダーなどで繋いで密着させている「ガラス」コーティング、つまりケイ素を含んだ合成樹脂、高分子有機珪素化合物です。ガラスの元であるケイ素(Si)が入っているので間違いとは言い切れませんが、C-H結合を含んだ有機化合物でありガラスではありませんしSiO2でもありません。
〇アドバンストクオーツで使用されているコーティング材PHPSは、上の表でも分かるように硬化前の溶液中の分子の状態と硬化後の化学結合状態が異なります。すなわち、溶液に含まれている成分が大気中の水分と化学反応を起こし、純粋な二酸化ケイ素=SiO2へと転化するのです。膜の変質や劣化の要因である有機物が一切存在しないからこそ実現できる、超高品質なコーティング剤です。
〇ガラスコーティングを比較する場合、成分や分子構造などの化学的な根拠を確認すれば本当に無機質なのか、ガラスになっているのかということはすぐに分かります。また上表の分析結果でも示したように、業務品、市販品を問わずガラス(系)コーティングと呼ばれている商品のほぼ全ての原材料がシロキサン樹脂であり、成分濃度や配合などに多少の違いはあるものの、根本的にはほとんど同一の商品であるということが分かります。アドバンストクオーツは、炭素を含む化合物やメチル基などの有機成分を含まない完全無機質の石英ガラス、ピュアSiO2膜を形成します。
〇商品概要のページにより詳細なクオーツ(原材料PHPS)の化学的分析結果を掲載しています。言葉だけの「ガラス」「無機質」ではない、科学的な裏付けのある「正真正銘の完全無機質」であることをご確認下さい。
〇下表に示すとおり、アドバンストクオーツは様々なコーティング材の中でも飛び抜けて硬い膜になります。しかし、膜厚がきわめて薄いため実際の硬度、言い換えれば「通常の生活環境下における現実的な傷の付きにくさ」は下地(基材)の硬さに影響を受けます。これは、主に車やバイクを対象とした防汚・美観維持目的コーティングの場合、その効果が十分に発揮される膜厚を計算して施工すると、およそ100nm前後の膜厚となるからで、このレベルの厚みだと硬質な膜であっても、ある程度の力を入れて引っ掻けば普通に傷が入ってしまいます。膜を厚くしたり熱を加えたりすることによって、耐傷性能を格段にレベルアップさせることは不可能ではありませんが、施工の方法や技術、補修時の対応、コストの問題などがあり現実的ではありません。
〇ナノインデンテーション法によるコーティング膜の本質的な硬さ
コーティング剤の種類 |
硬度(GPa) |
アドバンストクオーツ(PHPS/常温硬化) |
3.0 |
A社ガラスコーティング(シロキサン:樹脂ガラス) |
0.2 |
アクリルハードコート |
0.4 |
〇アドバンストクオーツ加工後は、次の理由により汚れが付きにくく、落としやすくなります。
(1)平坦化膜として、塗膜や素材表面にある微細な凹凸を埋める作用。
(2)表面硬度が上がることにより、ホコリなどの食い付きを防ぐ作用。
(3)親水作用により、水が汚れを抱え込んで流れ落ちる作用。
〇アドバンストクオーツは、車の本体(ボディ)の他樹脂や金属なども加工可能で効果を発揮しますので、通常はホイールやナンバープレートなどウィンドゥガラス以外の部分をまるごとコーティングします。スプレー方式なので、車の隅々まで丁寧にコーティングすることができます。
〇特にホイールへのコーティング効果は抜群で、ダストの焼き付きなどが非常に軽減され、付いた汚れもスポンジ+水洗い程度で簡単に落とすことができるようになります。その性能と耐久性は競技用車両の関係者からも絶賛されています。
QGC-SHOPでは、どなたでも簡単に施工できるホイール用のDIYセットを販売しています。PHPSクオーツの凄さを是非ご体験下さい。 |
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