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━━━ ポリシラザンシリカコーティングとクオーツコーティング関連のトータルソリューション ━━━ |
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シリカ膜の密着性と構造 |
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密着性
〇PHPSは非常に活性で、塗装成分のOH、COOHなどの官能基と化学結合すると同時に、アクリルやウレタンなどの樹脂と相溶するため、高い密着性が得られます。金属やセラミックスなどの最表面も同様に、OHの存在により密着性が高く、樹脂に対しても極性基の存在によりよく密着していると考えられます。
密着性イメージ図
〇下の画像は電子顕微鏡によってコーティングの断面を観察したものです。緻密な薄膜がきれいに基材に密着していることが分かります。
膜の構造
〇下の図はXPSにて深さ方向を元素分析した結果を表します。有機成分(C)を含まず、SiとOのみから構成されていることが分かります。
〇用途や基材質によって必要な膜厚は異なります。例えば、塗装面などへの防汚コーティングでは50nm~200nm程度のきわめて薄い膜厚で効果が発現されますが、防食や防傷(ハードコート)などでは概ね500nm以上の厚さが必要になります。
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