SILICA SHIELD
ポリシラザンシリカコーティング
 (PHPS)
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会社
PHPS Polysilazane AQUAMICA
Advanced Quartz Glasscoating
Autholized Distributor
Exousia Inc.
━━━ ポリシラザンシリカコーティングとクオーツコーティング関連のトータルソリューション ━━━
PHPS ポリシラザンシリカコーティングの基礎知識
〇Si-n(珪素−窒素)結合を持つ化合物をシラザンと呼びます。ポリシラザン【Polysilazane】は、-(SiH2NH)-を基本ユニットとする有機溶剤に可溶な無機ポリマーで、パーヒドロポリシラザン(PHPS=側鎖全部が水素のポリシラザン)が正確な物質名です。 
〇PHPSの有機溶媒溶液を塗布液として用い、大気中または水蒸気含有雰囲気で焼成することにより、水分や酸素と反応し、450℃程度で緻密な高純度シリカ(アモルファスSiO2)膜が得られます。この特性を生かし、塗布型の高純度シリカコーティング材として実用化されました。また、脱水素、酸化触媒であるPd化合物を添加することによって、シリカへの転化温度(セラミック化の温度)を250℃程度にまで低減することに成功しました。
〇石英化させるための焼成温度は、一般的に低ければ低いほど良い(取り扱いが容易になり、幅広い素材に低コストで加工が可能になる)訳で、更に研究開発を進めた結果、水分との反応を促進させるアミン系触媒を添加することによって、室温で高純度シリカ膜に転化することができるようになりました。これら低温硬化技術の開発により、半導体用層間平坦化膜としてスタートしたPHPSの用途は、液晶などのガラス、金属、樹脂、フィルム、木材、石材、塗装面など基材質の制約を受けずに、また塗るだけで物質の表面を無機ガラス化できるという革新性と簡便さで、あらゆる分野へと広がっています。
〇パーヒドロポリシラザンは[Si-H、N-H、Si-N]結合のみから構成される完全無機なポリマーです。OH(水酸基)を持つ物質と反応し加水分解されるため、水性やアルコール系溶媒は使用できず、ケトンやエステル類など水を溶解する溶媒も好ましくありません。したがって、溶媒は溶解性の良好なキシレン、ミネラルターペン、高沸点芳香族系溶媒などを使用してきましたが、人体や環境への影響を配慮した安全溶媒品の研究開発をおこない、既存製品と共に販売されるようになりました。基材との相性などにより、最適な溶媒を選択できます。
〇ポリシラザンを応用したシリカコーティングの歴史は、1980年代からの研究の蓄積によるものです。これまで国内外の特許数百件を出願、また1990年に第45回大河内記念生産賞、1991年には科学技術長官賞を受賞しています。
〇ミクロンオーダーの高純度・高密度SiO2膜を、常温あるいは低温できわめて簡単に生成できる技術と品質は、現在でも未だに先進的かつ独創的なものであり、様々な業界や分野における研究・開発部門や製造・加工の現場で高い評価を得続けています。問題解決・障壁突破の切り札として、更には新たな付加価値の創造や夢を実現するキーマテリアルとして、今後一層の活用が期待されています。
PHPS ポリシラザンシリカコーティングの特長
〇塗るだけで緻密なシリカ膜に ・・・約2〜3週間で比重約2.0の高純度シリカへ
〇親水性 ・・・対水接触角約10°(最大。基材質、硬化方法等によって異なります)
〇硬度 ・・・鉛筆硬度9H以上(硬化方法等によって異なります)
〇耐熱性 ・・・耐熱温度1,000℃以上
〇弱溶剤系 ・・・基材へのダメージがほとんどなく、多種多様の素材に対応
〇1液タイプ ・・・簡便(用途や条件に合わせた液種をご用意)
〇無色透明 ・・・下地の素材感を損なわない(液種、硬化方法により異なる場合があります)
〇多機能性 ・・・膜厚や膜質のコントロールで様々な機能を付加させることができます
 PHPS ポリシラザンシリカコーティングの用途
〇防汚・美観維持・下地保護
〇プライマー(密着性改善)
〇平坦化
〇防食
〇酸化防止
〇ガスバリア性
〇耐薬品性
〇ハードコート
〇電気絶縁性
〇・・・
 

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